【考察】『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編の初報トレーラーを読み取る



2019年のE3で、まさかの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編が発表されました。
ということで恒例の考察をしたいと思います。

この記事は2019年6月12日投稿時点の情報をもとに考察したものとなります。
『ゼルダの伝説』シリーズの重大なネタバレが含まれている場合があります。閲覧は自己責任でお願いします。またこの記事に記載した考察内容は全て私個人の考えでしかなく公式設定ではないことをご留意していただきたい。


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【考察】『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』記念考察【時系列・疑問要素・歴代作品など】
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◆以下旧ブログ記事
【発売後】最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』考察・感想【時系列・今作と歴代の疑問などについて】
http://ch.nicovideo.jp/unamukazu/blomaga/ar1178429


【第二部】最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を考察する【物語・登場人物・時系列の再考察などについて】
http://ch.nicovideo.jp/unamukazu/blomaga/ar1172683


【第一部】最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を考察する【時系列・ロゴ・タイトルなどについて】
http://ch.nicovideo.jp/unamukazu/blomaga/ar1042619


【30周年記念】ゼルダの伝説に隠された謎を考察す
http://ch.nicovideo.jp/unamukazu/blomaga/ar970101



ミイラの正体


まずはじめに、このミイラについて語らなければならないだろう。続編の鍵となるであろうミイラ。このミイラにはゲルド族の紋章が幾つかに確認されている。


またミイラの額の装飾には鮮黄色の宝石が填められている。これは『時のオカリナ』『風のタクト』『トワイライトプリンセス』に登場したガノンドロフの装飾と類似しており、この装飾はガノンへ変貌した後も確認されている。
※ただし『ふしぎの木の実』や『4つの剣+』といった『時のオカリナ』から続くガノンドロフとは同一人物ではないガノンドロフ及びガノンにはこの装飾は確認されていない。

しかし『ブレス オブ ザ ワイルド』にはガノンドロフは登場せず、本編の伝承の時点で既に厄災ガノンと変貌しているので、人としての姿が遺されていない。ただし『ブレス オブ ザ ワイルド』の厄災・魔獣ガノンは憎悪と怨念の権化であり、終焉の者の呪い自体が具現化したような姿なのも、これまでの魔獣ガノンとは一線を画しているのも印象的であることを忘れてはいけない。

ゲルド族の紋章とガノンドロフ特有の装飾。これらことからこのミイラはガノンドロフであるとしか考えられないが、このミイラが存在する場所に描かれた壁画にも、このミイラがガノンドロフであることを語っているようにも考えられる。


壁画には黒馬に乗り、トライデントを振るうガノンドロフが描かれている。ただし、ガノンではなくガノンドロフがトライデントを扱う作品は本編作品群には実は存在していない。

ゼルダ無双ではガノンドロフがトライデントを扱っているが、タイムラインには含まれない外伝作品に位置づけられるので省く。『4つの剣+』ではトライデントを手にした後に魔獣となっていることが『ハイラル百科』では記述されており、実際に使用したかは定かではない。また『ハイラル・ヒストリア』ではガノンドロフがトライデントを手にしてからガノンへと変貌するまでにインターバルがあることが記述されているが、考察では『ハイラル百科』の記述を優先とする。
そもそも先述したガノンドロフの装飾は『4つの剣+』では確認されていないので、この壁画のガノンドロフが『4つの剣+』のガノンドロフである可能性は低いと考えられる。

以上の事から、この壁画は本編で語られる伝承以前にガノンドロフが新たに転生し、トライデントを操っていた。後にガノンドロフに掛けられていた終焉の者の女神ハイリアとその騎士に対する憎悪と怨念の呪いは何者かによってガノンドロフの肉体から抜け落ち、その呪いは形得て厄災ガノンと至るまでが描かれた伝承であり、『ブレス オブ ザ ワイルド』で語られた伝承の前日譚に当たる壁画であることが読み取れる。
※『時のオカリナ』の子供時代から大人時代の七年間において、魔王ガノンドロフがトライデントを使用した可能性も捨てきれない。実際にファントムガノンはトライデントに類似した武器を用いて戦ってきている。この場合、ガノンドロフが新たに転生してトライデントを用いていたという説は否定される。

つまりは憎悪と怨念の権化である魔獣ガノンがガノンドロフとしての肉体を捨てた際の残り滓。それがミイラの正体であり、この時代ではガノンとガノンンドロフはそれぞれ別に存在していたことになる。



光の粒子


天井に向かって渦巻き模様の光の粒子が伸びている。これはワープ等に用いられているシーカー族が使用している古代エネルギーに似ているが、これは青色ではなく緑色に発光しておりシーカーとは差異が見受けられる。ただし先端の腕の装飾はシーカー族が用いる文様に類似している。


影の一族の影の結晶石にも似ているが、シーカー族の遺物と比べると溝の彫り方や直線的な線から影の一族よりもシーカー族のほうが類似している事が伺える。また光の腕はミイラ(ガノンドロフ)の心臓から溢れる怨念を抑え込んで封印しているようにも見える。


腕を上から見下ろすと分かりやすいが、光の粒子はまるでミミズのような文字を描いている。この文字のようなモノ自体が意味を持ち、封印を実行する魔法の命令文のように考えられる。


では、この技術を開発したのは一体何者なのかは、この背景から読み取ることが出来る。それが『ブレス オブ ザ ワイルド』 最大の謎にして、数千年前に忽然と姿を消した民族ゾナウである。


ゾナウ本拠地には水竜信仰があったとされ、また各地のゾナウに関連した建物と今回のトレーラーの壁画にも同様の竜が描かれている。しかし水竜以外にも梟や豚の建造物があることから、ゾナウ本拠地が水竜信仰があったとされるだけであって、ゾナウ民族の信仰対象は水竜を含めたもっと大きなものであると思っていいだろう。梟はハイラルでも知恵の象徴とされている。また豚は魔王ガノンドロフが魔獣ガノンへと変貌することからも、力の象徴であると考えられる。そうすると水竜は勇気の象徴と考えられる。力と知恵と勇気。それはこの世界を創造した三大神の象徴である。
水竜以外の建造物、神がトライフォースを通して示しうる三つの均衡からも、ゾナウ民族が水竜だけを信仰することは考えにくい。以上のことからゾナウ民族が信仰しているモノ。その源流は三大神であることが本編から読み取れる。


閑話休題。渦巻き模様もゾナウの特徴であり、これは先程の光の粒子とも一致する。そしてゾナウとシーカーには繋がりが存在していたことが明かされており、ゾナウは「まじない」を扱っていたことも『マスターワークス』で明かされている。
これらのことから光の粒子や腕、ミミズ文字は古代エネルギーを用いて造られたシーカー族とゾナウの「まじない」の技術のひとつであることが考えられる。

 

また上記のことからも、この遺跡はゾナウの「まじない」の場であることが伺える。天井にある建造物を用いてゾナウはガノンドロフの躯から厄災の力を利用しようとしたのか、あるいは終焉の者の憎悪と怨念を引きずり出していたのか。それは定かではない。
※終焉の者の呪いが存在する限り、争いが終わることは決してない。幾度呪いがかけられたガノンを倒しても新たに転生してしまうからだ。だからこそガノンに対しては討伐よりも封印こそが最良の対処法なのだ。



しかし、そのゾナウの「まじない」は解けてしまい、ガノンドロフが復活してしまう。三つの均衡を得たことでトライフォースの紋章を宿したゼルダ、そして退魔の剣を持つリンクに反応したか。あるいは己の半身であるガノンが倒されたことで、ガノンドロフが徐々に力を戻して目覚めたものだと考えられる。

 

ガノンドロフ復活により、洞窟内部は崩れリンクとゼルダは落ちてしまうが、リンクは封印していた右腕に掴まれたことで難を逃れる。この腕自体もミイラであることから、数千年前からガノンドロフを封印し続けていたゾナウまたはシーカーの者であると考えられる。


リンクの右腕を掴んだことをキッカケに、右腕の力はリンクの右腕に宿ったものだと思われる。トレーラーを見る限り、シーカーストーンはゼルダ、リンク共に確認できていないため、シーカーストーンの代わりとなるギミックがこの右腕となると推察できる。
フックショットやムチ、ミドナの結界に類似した能力に期待できそうだ。


ハイラル城


トレーラーの最後のシーンでハイラル城が浮上していることが確認できる。過去に考察したが、始まりの台地は落下したスカイロフトの一部であり、現在のハイラル城に位置する場所は始まりの台地から切り離された後にシーカー族が地下に施設を作った後に埋め立てられた場所だと考察した。

考察どおりとするならば、ハイラル城≠スカイロフトとなるため、このハイラル城の浮上には『スカイウォードソード』のような女神の力は関わっていない。ガノンドロフの復活が要因で、もっと原始的で物理的な要因でハイラル城は浮かび上がっているモノだと考えられる。

また今回のトレーラーからは塔と祠、四神獣とハイラル城付近の五つの古代柱は確認できない。これは厄災を封印することに成功した後、ゼルダあるいはシーカー族がハイラル城の何処かにある古代シーカー族の中央制御装置の場所を把握し、制御しためだと考えられる。元来塔や祠などは全て厄災のためのモノであり、厄災を封印せしめたことで一応の役目は終えたため、塔などは地下へと格納されたのだろう。


これまでの事から今回ゼルダとリンクが潜った場所は夜光石が幾つもあるゾナウの遺跡であることが伺える。ゾナウ民族は数千年前に忽然と姿を消したとされるが、彼らは地下で文明を発展を続けていたとなると、姿を消したことの理由がつく。今回の『ブレス オブ ザ ワイルド』続編の舞台は地下であり、浮上したハイラル城の解決と新たに得た右腕の力を用いて上へ登る、あるいは下へと下るアクションが軸になるかもしれませんね。


以上のことから『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編は空白の一万年の間、そしてハイラルの復興を描く前日譚にして後日譚であると考えられます。続編では「腕」がキーとなりそうですから『ブレス オブ ザ ワイルド』ではなく『~ハンド』。あるいは腕がロゴに使われるかも知れません。他にはリンクが既にマスターソードを手にしていることからゼルダが主人公であったり、トライフォースに関わる物語だったり、終焉の者の呪いの決着を描いたり、ハイラル王国は舞台としないと考えたりしましたが、上記までの考察とは違って映像にはないですし妄想の域を出なかったのでこれで考察は終わりとなります。

ゾナウは『ブレス オブ ザ ワイルド』 がまだ『ゼルダの伝説 最新作(仮)』であった頃、当時最も考察された題材のひとつでした。もちろん当時はゾナウなんて名称は分からなかったですし、竜と梟らしき建造物から物語を読み取ろうとしていました。
しかし『ブレス オブ ザ ワイルド』のタイトルの発表と共に、ゾナウは多くの情報の中へと埋もれていきました。『ブレス オブ ザ ワイルド』発売後もゾナウについての詳細は判明すること無く、いつしかゾナウは本作で最も考察期間が長く、そして最も大きな謎として残り続けていました。それが今回『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編として発表され、そしていま再び五年越しにゾナウがフィーチャーされるというのは心が踊りますね。

『ゼルダの伝説』シリーズでエンジンを流用して続編を作るのは『時のオカリナ』から『ムジュラの仮面』の流れを思い出します。『ムジュラの仮面』とは違って時間を掛けてゆっくりと完成度の高いゲームを作って欲しいところです。
それにしてもゼルダ新作、しかも続編とは予想以上でした。


Nintendo Direct | E3 2019の発表時の反応を投稿したので見てもらえれば、どれだけ予想外で予想以上だったかは分かっていただけるかと思います。
まだまだ分からないことだらけですから続報を待ちましょう。また『夢をみる島』のリメイクも9月20日に発売されるのでこちらも楽しみですね。

あとショートゼルダ可愛い!




12 件のコメント :

  1. 考察速すぎる...

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    1. コメントありがとうございます。
      動画見てもらえば分かりやすいですが、トレーラー見た後に速攻考察したものを文章にしただけなので記事自体はすぐ執筆できあがりました。

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  2. 私もトレーラーの考察しております。
    ウナム氏の考察、とても参考になりました。

    ウナム氏が気付いていたら申し訳ございません。
    1点、トレーラーを見ていて気になった箇所がありまして、https://youtu.be/fmzt-e9SjBw?t=42の封印していた右腕と類似する腕がリンクを助けようとするシーンなのですが...

    このシーン、よく見ると手を開いている時は右手のシルエットで、リンクを掴んだ瞬間、左手に置き換わっています。

    私も最初、封印していた右腕と別やんけ!?と驚きました。そして置き換わっていただけに気付いてさらに驚きました。

    これはゼルダ製作陣のPVですので意図して作られていると考えています。そして、意図して作られている場合、どのような意味が込められているでしょうか?
    握る手が変わる...つまり、物語の中でこの腕が味方から敵に変わる(またはその逆?)展開があるのではないかと考えました。

    ウナム氏はこの演出をどうお考えになりますでしょうか。

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    1. コメントありがとうございます。
      ミイラを抑えている右腕と、リンクを救った左腕の差異は12日20時時点でトレーラーを見直していたところ気が付いて、その時点で加筆修正を加えています。コメントしてくださった時点で加筆修正されていたはずなのですが……更新前のを見てコメントを打ってくださったのか。あるいは見逃したのでしょうか?

      さてさて、封印していた両腕に胴体があるかは置いといて、ガノンドロフの腕もトレーラーには印象深く映っていることからも、今回のキーは「腕」であると解釈できます。
      終焉の者戦においてスカイウォード(雷撃除く)が使えない。ガノンドロフ戦でナビィのサポートが出来なくなる。ガノン戦でマスターソードが一時的に失うといった、これまで頼ってきたモノがガノンドロフ(ガノン)戦では使えなくなるという事が数々あったことからも、リンクを支えてきた右腕が敵になるというより、サポートが消えてしまうということはありえるかもしれませんね。
      あるいはガノンドロフ自身が自らの封印されていた側の右腕を取り込むといったこともあるかもしれません。厄災ガノンがシーカーの技術を取り込んでいたことからも今代のガノン(ガノンドロフ)にはそういった事例は既にありますし、ガノンドロフは自らの処刑に使われた剣を「忌まわしき剣」として使っていたこともあるので、自身を封印していた力を取り込むことに対する怨恨自体はないでしょう。そういったガノンドロフの思想自体は転生後も変わることは無いでしょう。というよりその恨みをハイラルにぶつけちゃってるので……まぁ、うん。はい。

      腕自身に意思があるのか。あるいは腕は命令に従うだけの力なのかはこれからの続報次第ですね。情報が少なすぎて考察というよりも妄想の域しか出ないですから、妄想ならまだ語れますけど"考察"となると記事が全てになりますね。

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    2. ご返信ありがとうございます。

      ミイラを抑えている右腕のシーン、加筆修正のこと把握しております。
      申し訳ございません。私の説明不足でした。

      リンクを救う謎の腕のシーンですが、謎の腕が
      ①手のひらを開いた状態
      ②リンクの手首を掴んだ状態
      この2点で腕が入れ替わっているのです。①では右腕、②では左腕と変化しています。

      ①はこのシーン冒頭の数フレームの出来事ですので、動画では見逃してしまうかもしれません。
      私は動画編集ソフトを用いてフレーム単位で確認したところ、今回の件に気付くことができました。
      また、前述のURLの公式動画でもタイミングを合わせて停止ができれば①が確認できることを確認済みです。
      もう一度よくご確認してみてください。

      記事にも書かれているそのシーンの考察...これは見間違いか勘違いだと思うのですが、「リンクの右腕を掴んだことをキッカケに」の部分、正しくは左腕です。
      ややこしい。

      リンクの左腕を掴んだのに、謎の腕が取り込まれていくシーンではリンクの右手...これはトレーラーの映像の中でも、時系列的にいちばん最後にくる映像なのかもしれませんね。
      少なくとも、リンクの腕が光っている描写はこのシーンのみです。取り込まれたのち、元の腕の見た目に戻ったか定かではないですが。

      ウナム氏の考察...妄想ですかね?それなりに根拠がある考えに思えました。兎に角、考察のほどありがとうございました。
      前例が前例なだけに、色々な展開がありえそうで楽しみです!

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    3. 返信ありがとうございます。
      左腕かと思いましたが、これ右腕のままですね。右腕の爪がMP関節に見えて錯覚を起こしていたっぽいです。加筆修正したと思ったら実は間違っていたという……過去の状態へ修正します。

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    4. あぁーーーわかります、それ。私もあの長い指や爪のせいで目の錯覚かと笑

      (余談ですが、「ややこしい」の部分はウナム氏の記事に対してではなく、右腕や左腕など勘違いしやすい点についての言及でした。ご不快に感じさせてしまっていたら申し訳ございません!!!)

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  3. 書き忘れていました。
    トレーラーを確認していて、さらに気付いた点と言いますか、考察材料になりそうなものがありました。

    https://youtu.be/fmzt-e9SjBw?t=37
    ガノンドロフの腕につけられた2つの手錠です。

    手錠ではなく、単なるゲルド特有の装飾品という見方もできます。
    しかし、装飾品にしては数珠のような継ぎ目の数が2つの手錠で違っていて、これは引きちぎられた跡ではないかと考えました。

    床に数珠が散らばっている、奥の腕にも同じ手錠が見えていればもう少し情報が増え、明確にこうと断言できたのですが...
    もしも手錠ならば、過去に2度封印が解かれたか封印し直したことが分かりますね。



    話は変わるのですが、ゼルダは100年間トライフォースの力で厄災ガノンを封印し続けた結果、力を使い果たしてしまったということでよろしいのでしょうか?
    というのも、覚醒したゼルダがガノンドロフ復活に伴う地震で落下するシーンに違和感を覚えました。
    3つもトライフォースの力を持ち、覚醒している、最強すぎる姫があんな落下をするとは思えません。

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    1. トライフォースの力の件、自己解決しました。
      真EDで使い果たした旨をゼルダ自身が述べていました。

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    2. コメントありがとうございます。
      ガノンドロフのゲルド族の紋章が刻まれた装飾品と同様の数珠であることから、腕輪は拘束具ではないと考えられます。

      またゼルダのトライフォースの紋章についてですが、ゼルダ自身はトライフォースを宿しているわけではありません。トライフォースの紋章に関して分類は下記の考察でまとめているのでご参照ください。
      https://vitaaeternitatis.blogspot.com/2018/03/03.html#chapter-7
      ゼルダは自らの身を犠牲にしてもリンクを救おうとしたことで、初めて誰かを想って力を使おうとしたことで封印の力に覚醒。同時に力・知恵・勇気の三つの均衡を持ち試練を乗り越えたことでトライフォースの紋章が表れました。試練とは神に示すものであり、母親であり師を失ってから過ごしてきた苦難こそがゼルダにとっての試練であったと考えられる。
      この紋章は完全体のトライフォースに触れても三つに分かれることなく正しく使える証であり『スカイウォードソード』のリンクのトライフォースの紋章と同一となります。

      女神ハイリアの転生体である大地の巫女は数千年の封印の力を維持していましたが、永い年月で血も力も衰退していき今代のゼルダは百年の封印が限度であり、魔獣ガノンの封印で力を使い果たすことになりました。ただし、それが原因で既に資格を示したのだから、トライフォースを正しく使えなくなるとは考えにくいです。
      もしも今作でトライフォースの行方が明かされ、人々の前にトライフォースが再び表れたのならば、ゼルダが完全体のトライフォースを正しく使えることが物語の最終的な鍵になりえそうですね。

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  4. 自分も今ゾナウ人が作ったとされる遺跡や例の迷路を調べてるんですが、
    ローメイ島地下大量のガーディアンがいる場所の周囲の壁がガーディアンの攻撃で崩れているように見えました。
    おそらくここでガーディアンと迷路に避難したゾナウ人が戦ったんでしょうかね。

    それと1万年前の戦争を描いた絵右側にシーカー族がハイラル軍から逃げて二つに分離しています。
    上は現在のカカリコ村にいるシーカー族の祖先と推測出来ますが問題は下のシーカー族です。
    下のシーカー族が逃げている先に槍を持った蛮族みたいな見た目の人物が立っています。
    おそらくイーガ団の祖先はゾナウ族だった、もしくはゾナウ族に匿われてたのかもしれませんね。(イーガ団はフィローネ地方に多く生えてるバナナ大好き)

    PVに出て来た地下遺跡と腕がゾナウ人の物だとすると、ハイラル王国への復讐のためにガノンドルフの骸から力を引き抜いて厄災ガノンを生み出していたのかもしれませんね。
    もしかしたらあの腕に掴まれたリンクも力を抜かれて弱体化なんてことも…(ゲーム的都合上)
    ちなみにミミズ字の中にゲルド文字のJ・G・Hに当たる文字がある事は確認出来ましたが正直適当なゲルド文字を並べているだけだと思いました。

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    1. コメントありがとうございます。
      ゾナウは数千年前に忽然と姿を消しているとされており、百年前の大厄災で"避難"したというと些か奇ではありますが大変面白い考察です。
      また伝承から単純に枝分かれしたシーカー族がイーガ団となったと考える以外にも、蛮族であるゾナウとのつながりを得てイーガ団となったと解釈できるのも良いですね。ただバナナだけですから、もう少しイーガ団のアジト等にゾナウに関しての痕跡があれば根拠がもてるかもしれません。

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