【感想】『Summer Pockets』はどうすれば名作になりえたか


幼い頃の夏休み──あなたは覚えていますか?
私は正直もう覚えていません。それでも、子供特有の衝動のままに、友人と駆け回り、家族と楽しんだ。掠れてしまった記憶でも、その時感じた気持ちだけは、何十年経った今でも残り続けています。『Summer Pockets』(サマーポケッツ、サマポケ)は、そんな懐かしさを感じさせてくれる物語でした。

Keyはいわゆる泣きゲーを作る大手有名ブランドですが、『Summer Pockets』には麻枝准氏はシナリオには参加しておらず、プロットのみとなっています。
そんな麻枝准氏不参加の今作は良い意味でもそして悪い意味でもKeyらしい作品でした。

グランドルートに至るまでは、感情移入しすぎて涙と嗚咽が出るほどに凄く泣いて、Keyで1番泣いたのが『リトルバスターズ!』のRefrainにおける恭介のシーンなのですが、それに届くくらいの作品でした。ただし、そこからの流れが個人的に物足りず「惜しい」と言わざるおえない……。
何故惜しいのかはグランドルートの感想とともに語るとして、まずは個別から語ろうかと思います。
個別ルートはしろは→蒼→紬─(島モン)→鴎で攻略。公式の推奨プレイ順は蒼→紬→鴎→しろはだと思われます。

今作の考察は下記の記事となります。感想は考察前に執筆したものとなっており、考察記事との内容に矛盾があります。その辺りはご了承ください。


【考察】『Summer Pockets』について【七影蝶・迷い橘・時の編み人・影法師など】
https://vitaaeternitatis.blogspot.com/2018/07/22.html



ここから先は『Summer Pockets』の重大なネタバレが含まれています。未プレイでの閲覧は自己責任でお願いします。

シナリオ   :43/50点
キャラクター :10/10点
グラフィック :10/10点
音楽     :10/10点
声優     :8/10点
システム   :7/10点
合計     :88点(評価A)


個別ルート


共通ルートはマップ上でキャラクターを選択して、会話中の選択肢でルート分岐していくスタイル。
Key特有のミニゲームは今作は卓球と島モンファイトとなります。

島モンファイトはヌシさえ手にすれば、初手でヌシを出せばほぼ確実に勝てるように感じました。ヌシは麻痺持ちなので、一戦目で9割削られても、その後に麻痺連続発動で三匹抜きする事が何度もあったほど。白虎や青龍といった星5は正直手にしても使わなかった。
基本的にデッキは海はヌシ、山はイナリ、空はテンゼンを使用。テンゼンは場合によって役立たずになるので、その際はテイオウムカシヤンマを代用してました。
島モンファイトエンディングは蒼ルート後推奨。隠しボス出現後は「お前かよ(笑)」と突っ込んじゃうほど、いわゆるキンニクENDやおっぱいENDに通じるところがある。

卓球に関しては天全ってどうやって対処するか全く分からない。何あの分身の術。そしてどんどん仏化していく主人公……。
共通ルート全体のノリとしては『リトルバスターズ!』を思い出させるような楽しさでした。

しろは

購入前に一目惚れして、キャラクターとしても一番可愛いと思ったので一番最初に攻略したキャラクターでした。
未来を視る力を持った少女・鳴瀬しろは、不幸な未来を予知してしまうため、周囲を遠ざけていたセルフぼっちでした。主人公・羽依里は、しろはが自らが溺れてしまう予知を救うために色んな行動をしていく。そうした不幸な未来を見てしまっても、不幸を乗り越えた先にはきっと幸せな未来が待っている事をしろはに説いていく。
時の編み人や、みうと蝶の関係など、色々な想像をかきたてる設定が明かされて、またルートクリア後は『CLANNAD』を彷彿とさせる演出があり、他ルートやグランドルートがどのように展開していくのかがたのしみとさせてくれました。
この時点で蝶は死者の魂であり、うみは植物状態となっていると考察しましたが、事実は当たらずも遠からずといった所でした。

和泉つばす先生です!和泉つばす先生です!(大切なことなので二度言いました)
耳年増チョロイン系ヒロインです。全年齢ですが青姦シーンがあったりと欲を言えば18禁版がほしかったと思わせられるキャラクター。18禁版アフターストーリーあってもいいのよ?

自分のせいで植物状態となった姉・空門藍を救うために、空門蒼は死者の記憶に触れて蒼の魂を探していく。しろはルートでも登場した蝶の正体は、やはり魂であった。(死者の魂というと語弊がある)。死んだ後に、残された人に想いを伝えるため、死者の魂が蝶になる。それが七影蝶だった。
死者の記憶に触れていく度に、その魂に刻まれた人生全てを追体験してしまう。その度に藍の脳は蝕まれていく。これが蒼のナルコレプシーの正体であった。──ナルコレプシーって、なんだか既視感《へじゃぷ》が……。
姉を救うために自らを犠牲にしていく先に、藍と蒼の姉妹が二人一緒に生きていける未来はあるのだろうか──といった自己犠牲の先を目指した物語。
蒼がチョロすぎて逆に不安になるほどでしたが、まぁそこも含めてかわいかったので問題ないです。

二周目クリア後はタイトル画面でSTARTがRestartに変更される特殊演出がはいりました。Restartってサノバウィッチかな?

探しものを探している少女。蒼ルートで彼女の正体については察せられるシーンがあったので、紬は遥か過去の時代の人物かなぁと思ってたのですが、こちらも当たっているともいえるし、当たってなかったとも言えました。そもそもオープニングムービーで着物着てた時点で時代にズレがあるのは皆さんなんとなく分かってたのではないかなぁ……。

紬はkanonの「うぐぅ」ごとく「むぎゅ」を口癖に話す少女。いろんなKeyの設定を闇鍋にしたような作品だなぁっとプレイしながら感じていたけれど、彼女の消滅シーンには涙が溢れた。
紬ルートクリア後とグランドルートクリア後にも思ったのですが、蒼と紬ルートが無理やりなハッピーエンドになっているので、無理にしなくても良いのではないかなぁっと思ったり思わなかったり。個別で救われなくても、グランドエンディングで謎の力ですべて救われて万々歳なわけですし……。

まずこの鴎ルート。普通に騙されまくりました。感動したとか泣いたとか、そういったのは無かったが、物語の驚愕性で言えば全体的に一番のルートでした。

グランドエンディングや「羽のゆりかご」でも語られますが、七つの海を超えるというのは、そのままの意味ではなく死者と生者の境界線みたいなものなのでしょうね。まぁ死者の魂であって生き返ったわけではないので、蒼や紬と同様に戻ってきたって解釈でいいんでしょうね。まぁ紬ルートみたく夏を過ぎたらまた会えなくなるんでしょうけれど。



ALKA TALE

個別ルートをクリアすると、隠されたルートが解禁されます。
この時点でSTARTとRestartの表記は消えて、かわりにALKAが表示されます。ここからグランドエンディングをクリアするまで新規に周回することは不可能となり、セーブデータをロードする以外に個別ルートや島モンファイトをプレイすることはできません。

グランドルートクリア後に調べましたが、ALKAは中国語で児化を意味しています。またルートと同名のオープニングテーマ「アルカテイル」の歌詞はこのルートそのものを描いたものとなります。

また、この物語から主人公が羽依里から羽未へと変わります。
これまで年齢の割に大人びた態度であった羽未は、ルートが周回するたびに幼くなり、そしてALKAルートでついには言葉を覚えたばかりのような子供の態度へと変わっていきました。そしてこれまで出来ていたことができなくなって、隠し通してきた事がふとしたことで表れるようになりました。この思い出や色んなものを失ったALKAルートの羽未を便宜上「うみ」と呼ぶことにします。

うみから「おとーさん」と呼ばれるようになった羽依里。そして「おかーさん」を求めたうみに対して、羽依里はおかーさん役を探すようになりました。そうして白羽の矢が立ったのがしろはであった。
そうしてうみのおかーさん役とおとーさん役として、うみとしろはと羽依里は毎日を過ごしていくことになります。そんな日常の中でうみは自らの能力を明かしてしまいます。そもそも羽未では「おとーさん」と「おかーさん」と言うはずがなかったのに、ある事から判断能力が欠如してしまい、うみとなってからは隠し通すことさえ分からなくなってしまったのだ。

そんなこんなで、うみは自らが未来から来たことを父・羽依里へと語ります。そう、うみ(羽未)はしろはと羽依里の実の娘だったのだ。

未来でしろはと羽依里は結ばれるわけですが、娘・羽未を出産後、しろはは亡くなります。それ以降、羽依里は母親に関するものを娘・羽未から出来るだけ遠ざけ、また羽依里自身が仕事に身を捧げるように生きていくことになります。つまりは児童虐待《ネグレクト》である。。うーん『CLANNAD』かな?

まぁ。未来の羽依里の行動原理はグランドルート・Pocketにて、しろはの父・鳴瀬小鳩がなぜしろはを食堂から遠ざけたのかという事から察することができるようになっています。それが正しいかは置いておくとして、娘の事を思っての行動のひとつだったわけですが、虐待なのは変わらない。

そして夏の終わりが近づくにつれて、うみの存在が希薄となっていく。そしてついにはしろはと羽依里さえもがうみの存在を忘れてしまうよう。
うみが居たことを、うみとしろはと羽依里が三人一緒に居たことを忘れないために、三人は写真を残すわけですが……その写真の結末をオープニングムービーに使用しているのがニクい演出すぎて辛い。
プレイヤーは現像された写真にうみが写っていない事を写真を撮った時点で知ってしまっているわけです。現像された写真にはしろはと羽依里しか写っておらず、写真と同様に二人はうみの事を忘れているのを察してしまうのです。
残された時間は最低でも現像される三日。時間は──限りなく少ない。

三人で花火を見に行く約束をするも、それでもしろはと羽依里はうみの事を忘れてしまう。その際の「忘れたことさえ忘れてしいたら、もうどうしようもないから。でも、覚えてた」というセリフが、もう言葉にできない気持ちにさせてくれる。そうして羽依里はしろはと二人きりで花火を見に行くのだった。この花火のシーンが今作で最も感動したシーンであり、そして作品の最高潮でした。もう涙と嗚咽が止まらなかった。

そうして二人の中からうみの存在は消えてしまう。時は流れ、うみが羽依里に語った未来に近づいていく。羽依里はうみの思い出と同様に未来に起きる出来事も忘れてしまっており、まるで決められた運命を辿るようにしろはは羽依里と結婚してそして羽未を妊娠する。そんな幸せの中で、しろはは自らの力で未来を見てしまい自らの死の未来と、娘・羽未の未来(あるいは過去と呼ぶべきもの)を知ってしまう。

しろはは娘を救うために、どうやって力を得ないようにするかを調べていくが、それが原因で体に負担をかけすぎて、出産時に亡くなってしまう。
母親を失ったショックで心だけを過去に戻す力で、うみはまたあの夏へと戻ってしまう。そうしてあの夏を幾度も繰り返すも、うみが居ても居なくてもしろはの死の未来は確定してしまっている。

どうあっても抗うことは出来ない。ならば方法はひとつしかない。
そうして彼女は自らを失いながら"振り返る"のだ。いくつもの優しさを繋いで──母・しろはが死んだ理由である心だけを過去に戻る力を得ないようにするために。それがどのような犠牲を払うのかも分かっていながらも──。

こうしてALKAルートは終了します。
さきほども言いましたが、今作はALKAルートがピークでした。この後に解禁されるグランドルート・Pocketは、私としては正直物足りなかったです。ここまでは名作になりえるだけのポテンシャルはありました。あったんです……。



Summer Pockets

グランドルートです。表記上は「Pocket」ですが、レコード上ではタイトルと同名称となります。

語り部は、ルートを攻略する度に、幾度も登場してきた【僕】。その正体は大切なものを失いながら舞っていた羽未でした。 伝承(あるいは絵本)の通り、羽未は心だけを過去へと遡っていくうちに自らを失っていきました。それでも他の七影蝶が助けてくれながら、彼女は目指しました。
それは楽しかったあの夏ではなく、母・しろはの死の運命を救うためだけに──。それは自らの生まれる運命の消滅であり、楽しかった夏休みが無くなることを意味していた。そうして飛んでいくうちに、自らの名も──記憶さえも忘れてしまいました。そんな彼女はついに過去へと辿り着く。
彼女は記憶を失い、自分は七つの海を超えて辿り着いた事を覚えており、そんなことを語ったことから彼女は【七海】と名付けられました。
そうして七海は幼少期のしろはと偶然出逢うことになります。そうして七海はしろはと過ごしていくうちに、自らの記憶と使命を思い出していく。

幼少期にしろはは両親が居なくなったことによる耐え難い寂しさから逃げるために、過去にすがってしまった。それによってしろはは力を得てしまった。そんなしろはに過去よりも未来には楽しいことが待っていることを伝えるために、七海はしろはへと伝えるのであった。そうして七海は自分が消滅していく。

迷い橘は現世とは少しずれた場所、ずれた時間に存在している。それはつまり未来で死ぬしろはの七影蝶も存在していることになる。しろはの七影蝶は幼少期のしろはにふれることで、しろははあの夏休みを思い出していく。

母親は娘を救いたかったのと同時に、娘もまた母親を助けたかったのだ。それぞれが自己犠牲でしか救われないとしても、どちらともが大切だったから。そして、しろはは力を失い、それと同時にあの楽しかった夏休み、羽未の生まれる可能性は消えてしまった。

グランドエンディング「ポケットをふくらませて」の演出には涙が止まらなかった。どんどん思い出はセピア色へと失われていく。それでもおかーさんとの思い出だけは残して蝶は羽ばたき続ける。

すべてが無かったことになった未来。羽未は過去に遡ることもなく、しろはも未来を視ることがなくなった世界。あの楽しかった夏休みは、誰も憶えていない。
──ただ、あの日、まぶたに感じたまぶしさだけは、忘れなかった。

そして、ALKAルートの中盤ぶりに主人公・羽依里の視点へと戻ってきます。
この時の「主人公が来た!来てくれた!」感は半端なかった。


あっ(察し)

「どうしたの。知り合い?」
「ううん、知らない」

あっ……あっ……(既視感)



「どうしたの、いきなり? 誰、あれ? 知っている人?」

「──ううん、知らない人」

「うん……僕もキミなんて知らない……」


ア"ァ"ーーーーーーーーーーーー!!!!!!これアレじゃん!!!!!!!SILENT SKY ENDじゃん!!!!ア"ァ"ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!











落ち着きました。

はぁ……。別にそういう終わり方も良いのかなぁって思えます。メリーバッドエンドもきらいじゃないよ。はぁ……、これでエンディングかぁって思ったら、まだまだ続くそうです。


「彼らは傷ついていたから、出会えた。 もし、その傷がなければ……出会わないのだろうか」


おい。


おい……。


この捻くれたテキスト書いたの新島夕氏だろ。『魔女こいにっき』や『恋×シンアイ彼女』で似たような捻くれたテキスト見たぞ。このまま終わったら許さねえからな──とかそんな気分でクリックしてました。この先にきっと羽依里としろはと羽未が家族として幸せに暮らしている姿が見れる完全無欠なハッピーエンドがあると信じて──。


※これ以降「アルカテイル」を聴きながら執筆したので、落ち着くことができず、その勢いのままに実況風に執筆しています。ご了承ください。



アレー? えぇ……?
誰とも深く交流せずに時間だけが過ぎていく……。
しろはとはあれ以降、食堂でも出会ったけど、それだけだったし……。
そんなこんなでクリックしていたら──。


──ついに羽依里はうみを幻視する。

そう、この展開だよ。
この展開を待ってたんだよ俺は。

羽依里もまた、あの日感じたまぶしさだけは忘れずにいたのだ。そして、グランドエンディングで飛んでいたうみが作った紙飛行機を手にした羽依里は、空に飛ばした。

──こうして夏休みが終わった。……え? ん?  あれぇ? 終わり?
そして紬や蒼がなぜか居て、鴎が生きてる……。えぇ……なんで? なんで生きてるの?


よし!やっっっっっっと主人公が動いた! いけ羽依里!!

うん?

え……? 終わり?

Pocketのエピローグを終えたらオープニングテーマ「アルカテイル」のFullが流れましたが、こういったオープニングテーマをグランドエンディングとして使用する演出大好物です。
それにしても……、えぇ……これで終わりか……。流石にスタッフロールが終わったらスチルの一枚くらいは……。



……

………

…………あれー?

終わった……。終わっちゃったよ……。

えっ? 本当に? これで終わり?
タイトル画面が羽依里としろはと羽未の三人の姿になってたり……してない!!!!!!!!!!!! してないんかい!!!!!!!!!!!!!!!

えぇ……。これで終わっちゃった……。

いや、たしかにハッピーエンドなんだけど……なんだか消化不良感が半端ない。



総評 ──そこだけは頑張ろうよ──

麻枝准氏がテキスト確認後にディレクター兼シナリオ担当の魁氏に伝えたコメントです。
私なりの「そこだけは頑張ろうよ」ポイントを五点あげたので、この五点をうまく描いてくれていれば、『Summer Pockets』は名作なり得たのではないでしょうか。

これまでのKey作品の闇鍋設定

良くも悪くもKeyらしい作品。悪くいえばオリジナリティがほぼない。
これまで鍵作品に触れたことがある人にとって既視感がないところは無かったのではないでしょうか?ぶっちゃけ今作はいいとしても、次回作にこの闇鍋設定やってたら、本当にKeyは終わりでしょうね。というか次回作でAB!2かサマポケファンディスクをだな

羽依里と羽未が暮らしていた頃の詳細


羽依里がその当時、どのような心境で羽未をネグレストしていたのかをプレイヤーが把握していなければ、羽未にとっての父親とはどんなものだったのかを知ることはかなわない。一周目・二周目で羽未がどのような想いで羽依里と過ごしていたのかを知る必要がある。
羽未の当時の心境はALKAルートで羽依里は見ているが、それと同時に羽依里の未来の心境も描写していればよかったのではないかなぁ。

主人公・羽依里の空気化

ALKA・Pocketルートの主人公は羽未、ヒロインはしろはでした。
羽未が語るのは「おとーさん」よりも「おかーさん」であり、またしろはが一番想っているのは「羽未ちゃん」であったのだ。羽依里は物語の蚊帳の外にいた。主人公ェ……

主人公・羽依里の行動は、あの日、まぶたに感じたまぶしさに焦がれて、衝動のままに船から飛び降りてしろはと出逢ったくらいであろう。
もうすこしALKA・Pocketで主人公らしい行動や物語の干渉がほしかった所です。羽依里が描いた絵本の最後の一ページは最終的に語れないままですし……。

紬・蒼・鴎が救われた理由

紬・蒼・鴎がPocketで救われた理由として、一番考えられるのが羽未を救ってくれた蝶の一匹となってくれていた可能性が考えられます。まるで羽未が居なければ三人は救われていたなんて、なんてエグい……。
奇跡を描くにしても、もう少し理由付けがほしかった。 こんなもの蛇足にしかならないよ……。

グランドエンディングのアフターストーリー

アフターストーリーは欲を言い過ぎました。たった一枚のスチルさえあれば私個人として嬉しかった。グランドエンディングテーマ「アルカテイル」が流れた後に、羽依里、しろは、羽未の三人の家族としての姿を映したスチルがあれば『Summer Pockets』は名作となっていた。

中途半端に紬・蒼・鴎が救われているくらいなら、三人が幸せに家族として暮らしている姿を見たかったよ……完全無欠なハッピーエンドで締めくくってほしかったよ……。
本当に惜しい作品でした。ほんとそこだけは頑張ってほしかったなぁ……。

『Summer Pockets』は本当に泣いたという評価は勝ち得たと思いますが、もしも次回作に同じように「良くも悪くもKeyらしい」という評価を得たのならば、Keyは終わってしまったといえるでしょう。
それでも、この夏を過ごした日々は楽しかったです。さて、そんじゃALKAルートやり直してきます。

Summer Pockets Original SoundTrack
鈴木このみ/rionos/水谷瑠奈/YURiKA
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